NPO法人
フラワー・サイコロジー協会
当協会のホームページをご訪問いただきありがとうございます。どうぞごゆっくりご覧ください。
事業内容
私たちが事業を行う背景
超高齢化社会をむかえ、認知症患者数は700万人に近づいています。介護する家族のケアも視野に対策を考えなければなりません。
平成30年9月15日現在推計の京都市の65歳以上の高齢者人口は40万8,750人で,総人口に占める割合(以下「高齢化率」という。)は27.8%となり,市内の約3.6人に1人が65歳以上となっています。
ひきこもりや家庭内暴力に至ることも多い不登校の小中学生は、現在日本に14万人、京都府においても2000人以上の児童、生徒が不登校です。
精神的な疾患にかかる人や、その予備軍で気づいていない人も多くいます。
社会に居場所がない人の中には、不登校、ひきこもりの問題、DV被害、母子家庭の貧困問題、認知症予備軍、認知症高齢者を介護 する家族など、制度の狭間で苦しむ人々も多くいます。
世の中の人々がこの現状を理解し、誰もがその人らしく、社会参加できる社会的包摂の大切さが当たり前のことと思えるようにならなければいけないと考えます。
法人理念
フラワー・サイコロジーの理念である「価値のない花や人はいない。一輪の花の命と個性を尊重し、存在価値を認めていくことを通して、人も同じであることに気づく。」を普及し、社会的包摂の機会が充実した世の中が当たり前となる社会を実現したいと考えています。
いけばなでは、枯れたものも蝕んだものも、小さな花も大きな花も全て価値ある存在で、その個性をいかし、いけばな構成のなかで役割を持っています。人も社会も同じで、どんな人もその人らしく社会で役割を持つことができることを願います。
詳しく知りたい方へ
当協会のスタッフや事業内容、職場環境などに関するご質問がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
・認知症ケア「いけばな療法」「イスビクス」「創作の時間アートセラピー」「茶の湯療法」のお問合せはこちらからお願いします。
・不登校、ひきこもり、DV等のご相談も受け付けています。
・こどもの城づくり事業「えがおになるキッチン」へのご参加もこちらからどうぞ。
えがおになるキッチン
京都府こどもの城づくり事業
こどもから高齢者まで参加できます。
毎月第二、第四土曜日11時~13時で開催中
世界各国のお料理を一緒に手伝いながら作る。
季節の花をいけて、テーブルセッティングし、
その花や料理にまつわる文化、由来を学びます。
えがおになるサロン
こどもから高齢者まで集えるサロンです。
いけばな、茶の湯、お菓子づくり、お料理づくり、読書、エクササイズなど楽しめます。
ご自分のペースでやりたいことに取り組みましょう。
サポートするスタッフには、
いけばな療法士、臨床心理士、公認心理師がおります。
不登校、ひきこもりのご相談、ご家族の方のご利用も可能です。
若者等就職困難者の支援
京都府の委託を受けて、以下の事業に取り組んでいます。(必要な方は心理カウンセリングも受け付けております。)
■社会人としてのコミュニケーション訓練、ビジネスマナー訓練
(挨拶、身だしなみ、礼儀作法はじめとして、社会人としての常識を身につける。)
■パソコン実習
■いけばな療法士、花関連事業につながるスキル習得、いけばなを認知症ケアとして有効に活用する方法を学び、高齢者施設等で実践の補助をする。花の世話やあつかい、花屋さんで作成するアレンジメントや花束の作り方も習得する。
■椅子に座って行うエクササイズのインストラクターの技術習得を基礎から行い、教えられるようにする。
認知症ケア
・いけばな療法
・創作の時間
・イスビクス
・茶の湯療法
など、認知症の予防、非薬物療法につながるプログラムの普及活動や紹介を行っています。
講演やセミナー、体験会のご依頼も受け付けています。詳しくはお問合せくださいませ。
いけばな療法の詳細はこちらをご覧ください。
沿革
私たちがどのようにして事業を立ち上げたか、どのようにして今日まできたのかをご覧ください。
2009年NPO法人フラワー・サイコロジー協会設立。2012年京都市右京区にこどもから高齢者迄過ごせる居場所Tutti Casaみんなの家開設。いけばな療法の実践にも施設を訪問して取り組む。
2017年いけばな療法の取り組みで読売福祉文化賞を受賞。
マスコミ掲載記事多数。
2019年度は24施設毎月およそ400名の認知症高齢者を対象としていけばな療法の実践に取り組んでいる。
Tutti Casaみんなの家では、2019年現在、不登校の小中学生の居場所、ひきこもり支援、就職困難な状況にある人のためのデザインスキル習得講座、いけばな療法士養成講座、イスビクスインストラクター養成講座、製菓技術習得講座、コミュニケーション訓練に取り組んでいる。毎月第二、第四土曜日はえがおになるキッチンを開催し、子どもから高齢者までが集い、季節の花を飾り、様々な国のお料理を楽しんでいる。
NPO法人フラワー・サイコロジー協会の連携先、委託事業、所属団体等
京都市人づくり21世紀委員会への参画
京都府青少年の社会的ひきこもり支援ネットワーク連絡会議への参画
京都府青少年課「ユース・アシスト」立ち直り支援事業
京都市教育委員会みやこ土曜塾への協力
京都市右京区まちづくり支援制度2013年度~
京都市右京区まちづくりキャンバス@右京への参加
京都府地域力再生2013年度~
京都地域創造基金事業指定プログラム(2013年度、2014年度、2015年度)
京都NPOセンター認証 ステップ2取得
京都府雇用促進人材育成プログラム委託事業(2013年度、2014年度)
京都府中間的就労支援委託事業(2014年度、2015年度)
京都府若者等就職支援委託事業(2015年度~)
京都府ちーびずマルシェ推進委託事業(2016年度)
京都市右京区嵯峨野保勝会(2014年度京都市のNPOと地域連携事業に採択)
奈良県吉野山観光協会、吉野山保勝会、吉野町(2011年度より連携事業に取り組み)
学生との連携実績
・2010年度同志社大学プロジェクト科目「花で生きる力を高める」クラス学生と
「花トレ」教育プログラムを開発。フラワー・サイコロジー研究所にて引き継ぎ実践中
・2010年度同上「花で生きる力を高める」クラス学生と食べれる花を用いた「お花のババロア」
を共同開発、洋菓子店にて商品化
・2011年度同志社大学プロジェクト科目「花で人をつなぐ」クラス学生と考案した花や植物、華道精神を伝えるニュースレターの発行を実践中
・2012年度同志社大学プロジェクト科目「世界遺産をデザイン!」クラス学生と共に、
吉野山イメージカクテルの開発と商品化
吉野山の桜を守る人々のドキュメンタリーを作成
吉野山を広報するホームページリンクQRコード付きカードの作成
・2013年度同志社大学プロジェクト科目「世界遺産をデザイン!」クラス学生と共に、
吉野葛を使ったスィーツレシピコンテスト、スィーツ開発
吉野山の人々のあたたかさを伝える「ふれあい冊子」の作成
・2013年2月より、NPO法人内に学生事業部を設置し、Tutti Casa事業のプロジェクトを始動
学生パートナー「がくぱと」の取り組み
・2019年、2020年同志社大学新川ゼミ学生と「いけばな街道」の取り組み
・2021年関西の大学生と地域協働型サロンの運営
*不登校の子どもたちのパートナーになる。(京都市学生PLACE⁺)
*不登校経験のある子どもたちが通う通信制高校(つくば開成高等学校、中央高等学院京都校)との連携事業で、右京区のまちづくり活動。
スタッフについて
スタッフは、心理カウンセリングやいけばな療法の知識と技術を学んでおり、
対人援助についての基本的なスキルを身につけています。
そして、当協会の活動に対して情熱とスキルを持って力を発揮する、
同じ志を持つ同士といえます。
公認心理師、臨床心理士、介護福祉士、中高教員、養護教員、保育士
華道師範、エクササイズ、製菓技術、などの有資格者がプログラムを実践しています。