NPO法人フラワー・サイコロジー協会理事長
浜崎英子
彩り豊かに、次々と花を咲かせる様子からは、私たち人も何か始動したい気分を感じます。
私たちは、意識的にではなく、ごく自然に、身近な花や植物から自分の感覚に刺激を受け、考えや行動に影響を及ぼしていることに気づけます。固いアスファルトの道にタンポポが健気に咲く姿からは勇気をもらえ、生きる力を与えられ、タンポポの命に対して誰もが自然と優しくなれます。
NPO法人フラワー・サイコロジー協会は、社会の抱える問題の解決に花や植物を通して学べる、「どんな人も存在価値を認め、一人一人が生きることを尊重する」姿勢を持って取り組んでまいります。
2007年から考案し、実践と研究に取り組んでいる「いけばな療法」は、毎年のべ4000人近い認知症高齢者の方といけばなを通して触れあわせていただいています。いけばな療法士のみなさんも多数現場で活躍され、実践者が認知症の方から勇気や元気、幸せを与えてもらえていることに感謝しております。
また、2012年から運営を開始しております、 Tutti Casaみんなの家 では、花の教室、アートの教室、エクササイズ、カウンセリング、教育プログラム、種々多様なワークショップなど、さまざまな人が集う場があります。これまでの相談や支援を必要とする人に何をしてあげられるか?という視点で、対象者からの支援を求める動きを待つのではなく、支援対象者の人に何をしてもらえるか?また誰でも支援対象者になり得るのだから特別な悩み事がなくても集まってつながりあい、支え合う視点で、さまざまなプログラムを実施しています。例えば、不登校のお子様にTutti Casa主催のパーティーを企画してもらう、DV被害者の方に特技をいかしてワークショップを私たちと一緒に実施してもらう。などの取り組みです。
また、DV女性は、自分のケアのために外出することに罪悪感を感じるけれども、子どもの習い事に付き添うための外出には、罪悪感を感じることなく外出できることが多いです。お子様の教室に付き添って来られた際に、ただ待つのではなく、ご自分も学びやセラピーを受けることができます。不登校児童もお母様のアロマセラピーに付き添うなら、外出してくれるのではないでしょうか。このような取り組みをすることで、相談機関だけでは手の届かなかった方々にもこの場を提供することができるようになると考えています。日本人の文化であるご近所の支え合いで助けられて今を生きている私は、この活動を自分の中で温めてまいりました。あそこのお家に行くとお茶を飲みながら好きなことできる。あそこのお家に行けば、どんなことでも語り合え、自分が成長できる。困ったときにはあそこのお家に行ってみたくなる。そんな気軽な存在にTutti Casaみんなの家はなっていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
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法人概要
私たちNPO法人フラワー・サイコロジー協会は、誰もがどのような状態(障害、病気、経済的)であってもその人らしさが尊重され、その人らしく社会に参加できる世の中を目指し、フラワー・サイコロジーの理念である「価値のない花や人はいない。一輪の花の命と個性を尊重し、存在価値を認めていくことを通して、人も同じであることに気づく。」を普及し、社会的包摂の機会が充実した世の中が当たり前となる社会を実現したいと考えています。
所在地
〒615-0092
京都市右京区山ノ内宮脇町15-1
クエスト御池608
☎070-5555-4169
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